【新人向け】ルート管理と配合変化を起こしやすい薬剤とは?

配合変化する薬剤があるって知ってますか?

何となくで混合投与しないためにも、一度覚え直しましょう!!

新人看護師は、ルート確保(ライン確保)の手技に一生懸命になりがちですが、ルート管理も基本的看護技術の一つです。

ルート確保が上手くなったからと過信せず、患者や使用薬剤に応じてルート管理することを忘れないようにしなくてはなりません。

混合投与できない薬剤って何?

冒頭にも述べましたが、配合変化する薬剤があります。混ぜてはいけない薬剤があるという事です。

配合変化によって、薬剤が混濁したり沈殿したりしてしまうことだってあります。

薬剤pH注意
アレビアチン強アルカリ性単独投与/前後生食フラッシュ
オメプラール強アルカリ性単独投与/前後生食(5%糖液)フラッシュ/配合変化多い
ビソルボン強酸性単独投与/前後生食フラッシュ
ソルダクトンアルカリ性単独静注(ラシックス混合可)/前後生食フラッシュ/配合変化多い
ラシックスアルカリ性前後生食(5%糖液)フラッシュ/プリンペラン・ビソルボンのシリンジと混合✖
バンコマイシンアルカリ性単独投与/前後生食(5%糖液)フラッシュ
レミナロンアルカリ性抗菌薬、ヘパリン、血液製剤と混合✖
イントリポスアルカリ性ライン閉塞しやすい/前後生食フラッシュ/単独投与
 参考文献:輸液・輸血ワンポイント看護、陽進堂 2014

自施設でのマニュアルがある場合はそちらを参考にしてくださいね。

pHの違いによって配合変化を生じやすいため、強アルカリ性(フェニトイン、フロセミド)や強酸性(モルヒネ塩酸塩など)の輸液では、混合する際に注意が必要となってきます。

必要なルートとは

看護師にとってルート確保は日常業務だし、点滴があるならルートがあって当たり前かもしれません。

しかし、患者にとっては点滴があるないに関わらず、ルートは邪魔で痛い物でしかありません。

  • 留置針およびルートは感染源になります
  • 苦痛不安の原因になります

この事をつい忘れがちで必ず覚えておきましょう!!

不要なルートをそのままにしたり、看護師の都合で敢えて残しておくのは避けましょう。

ルートを分かりやすく整理

患者によっては複数のルートで複数の薬剤が投与されていることがあると思います。昇圧剤に抗生剤、高カロリー輸液に・・・さらには輸液ポンプを使用など、患者によってルート環境は様々です。

どのルートにどの薬剤がいっているか分かりづらいと、本来投与される量と違った薬剤が投与されたり、過剰投与になったりと危険です。

自分だけじゃなく、他の人が見ても分かりやすくルートを整理することが大事です。

ワンショットが使えないルートにテープを張ったり、薬剤名をルートに書くなどの工夫も良いかもしれません。

ルートを見やすく分かりやすく整理すれば、患者の邪魔にもなりづらいし、抜去の有無も早期発見しやすいです。

なるべく利き腕にルート確保しない

どうしても血管確保が難しいのであれば、利き腕にルート確保する事があるでしょう。しかし、「早くルート確保を済ませたい」という理由だけで利き腕を選ぶのは、患者の日常生活動作に多少なり制限や不便を与えます。

また、複数のルートによって薬剤が投与される場合は、片方の腕にルートをまとめるというのも大切な事です。

両腕と足にルートあったら身動きとれないし

あちこちが痛くて仕方ないですね

まとめ|患者と薬剤でルートを管理すること

ルート管理は基本的なことですが、配合変化で薬効が失われたりラインの目詰まりが生じたりします。全て暗記することは無理なので、自施設のマニュアルや適宜自分で調べることが重要ではないでしょうか?

何より、患者に応じてルート管理は変わってくることを覚えておく必要があります。不随運動で両手が動くのであれば、下肢を選択する必要性も十分にあります。しっかりと患者の安全と利便性を両方を考慮したうえで、説明を行いルート確保し管理していく必要性があります。




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